愛犬が肺炎にかかってしまったら。セカンドオピニオンという選択のメリット・デメリット。
突然言い渡された、「余命二日」
週の始まりに妹からのメールで知った愛犬レオの体調不良。たしか前日に定期検査で病院に行ったはずなのに。不安が募っていきました。
苦しそうで、何かを吐き出したそうな仕草を繰り返し、食事も水も摂れない状況。朝一の診察に連れて行くことになりました。
一人で診察に連れて行っていた妹から電話が…
「片方の肺がもう機能していないって、もう片方も時間の問題。主治医に自宅で看取るのか、病院で少しだけでも延命治療をするのかを家族で決めて欲しいと言われた。」
涙声で話すのをただ聞く事しかできませんでした。もっといろんな説明を受けていたのかもしれませんが、もって二日というレオの命の期限を聞かされた妹は、頭の中が真っ白になりうまく理解ができなかったようです。
絶望の中で選択をし行動することの難しさ
急いで妹の家に向かい、ぐったりとしてぼんやりうっすら目を開けているレオの姿を目の当たりして、電話での話は本当だったんだと思いました。少し落ち着いた妹の口から出てくるのは、主治医から言われた絶望的な言葉の数々。もうレオには未来はないのだと思いました。
妹は自分があげたジャーキーが原因で誤嚥性肺炎になってしまったのではないかと、自分を責めてばかりいました。しかしそれは、だれがあげても同じ結果になったはず。自分を責めてはいけないとなだめました。それよりも、今、苦しそうに小さく息をしているレオの命の選択を私たちが一刻も早く決めなければならないと、自分に言い聞かせました。
食べられるうちは大丈夫!
主治医に絶対安静、飲食はもう無理だと言われたレオ。私たちはひたすら話しかけ体を擦ってあげるだけで一向にこれからの事を決めかねていました。もしかしたらと、摩り下ろしたリンゴを食べさせてやると、少し舐めたのです。そしてだんだんと食べるようになり、流動食を食べてくれたのです。そんな時思い出したある方の言葉が
「人間も動物も食べられるうちは大丈夫!」
確かに肺が機能していない時に、食べさせるというのは医学的にむちゃくちゃなことだったのかもしれません。でも、レオははっきりと意思表示をしてくれたのです、まだ生きたい、食べたいと。ただただ動揺していた私たちの背中を押してくれたのは、一番辛いはずのレオだったのです。そして私たちは決めました、レオを診てくれる病院に連れて行こうと。
私たちの選んだセカンドオピニオン~神戸市西区のモデナ動物病院~
動揺している姉妹の代わりに、懸命になってレオにとって最善の治療をしてくれる病院を探してくれていた方から教えてもらった病院に向かうことに。その病院は神戸市西区にあるモデナ動物病院。
飼い主の想いに寄り添い治療してくれると評判の病院です。しかし、レオは重い持病が2つもあり断られるのではないかという不安がありました。それでも話しだけでも聞いてもらえたらという気持ちで診察を待っていました。診察室に通されると、セカンドオピニオンとしての先生の意見を聞きに来ましたと挨拶をし、朝からの状況、今までの病歴を一方的に話し続けました。その話にひたすら耳を傾けてメモをとってくれていた先生。やはりこの最悪な状況での初診ということで、表情は厳しいものでした。そして、一通り検査が終了し、再び診察室に呼ばれたのです。
出来る治療があります。半日だけ私に預けてもらいたい
朝、片方の肺が真っ白だったのが、夕方にはもう両方の肺が真っ白に。そのレントゲン写真を前に、先生は私たちに語りだしました。
「確かに現状は厳しいと言えますが、諦めるのは早いと思います。100%大丈夫だとは言えませんが、治療方法があります。とりあえず明日の朝までこちらで預からせてもらえませんか?」
その言葉に涙が止まらなくなりました。後ろ向きな方向に傾いていていた気持ちを、グイッと前向きを変えてくれたのです。この先生の言葉信じ私たちは入院させることを決めました。朝、余命二日と言われたレオと離れるのはやはり辛いことでしたが、望みを捨てることは出来ない。この選択が正しいか間違っているのかは誰にもわからないと、病院を後にしたのです。
無事に迎えられた朝、そして退院
病院から連絡が入りませんようにと願いながら迎えた朝。診察開始時間に会いに行きました。ICU室で一晩乗り切ってくれたレオの姿。本当にうれしいとしか言いようがありませんでした。そして、見せていただいたレントゲン写真。
「半日前と比較してかなり回復しています、血液検査の結果も歴然です。この治療はレオ君に確実に効果がありますね。」
体の硬直が緩んでいくのがわかりました。そして日に日に肺の影が無くなっていき、血液の数値も改善され、なんと入院4日目にレオを自宅に連れて帰ることが出来たのです。
セカンドオピニオンという選択のメリットそしてデメリット
レオは今14歳3ヶ月。10年以上ずっと同じ先生にお世話になっていました。その先生はレオの両親も診察していたので、遺伝による病気などにも注意してくださり、診察時間外でも何度もお世話になっていました。レオに発作と膀胱がんという大きな持病がありしかも高齢ということで、リスクを伴う治療には消極的な先生の治療方針に私たち姉妹も納得して診察をお願いしていました。しかし、今回初めてその主治医の診断結果に納得出来ずセカンドオピニオンという選択をしました。まだ完治はしていませんが、この選択はレオにとってそして私たちにとって正解だったと思います。ただ、この選択をすることによって多くのリスクがあったのも事実です。
レオの体に大きな負担を掛ける移動をしたこと。
主治医にしか分からない客観的状況を無視し、私たち飼い主の感情で説明した状況を信じ、治療しなければならない新しい先生の治療の難しさ。
そしてもし、セカンドオピニオンでも主治医と同じ診断結果が出ていたら、その後私たちはどうしていたのだろうということ。
これもまた生き物を飼うという責任の重さだと今回の体験で思い知らされました。そしていかにレオが私たちの生活の中心にいるということも。
最後になりましたが、今回レオのためにさまざま情報を教えてくださった方、応援してくださった方々に感謝申し上げます。まだ治療中のレオですが、頑張っております、引き続き応援してあげてください。
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